知的障害 障害基礎年金2級 年間約78万円 受給できたケース

相談者 女性(岡崎市/30代後半)
傷病名 知的障害
決定した年金種類と等級 障害基礎年金2級
受給額 年間約78万円

相談者様の状況

障害者の自助グループからのご紹介でお問合せいただきました。障害者手帳はお持ちの方でしたが、障害者手帳を申請したのは数年前。病院を受診されたきっかけは出産や育児の精神的な負担でした。夫からのDVもあり、うつ病を発症。実母が心配して病院へ連れて行ったとのことでした。夜、なかなか眠ることができず、精神不安をかかえて子育てができなくなっていたので、実母がお子様の面倒を見ている状態でした。はげしい自傷行為などもあり、周囲の方も心配していたとのこと。夫のDVが止まず、やがて離婚を考えはじめて、周囲の勧めもあって離婚されたそうです。障害年金は参加した自助グループの方から教えていただいたそうです。ご自分で手続するのは難しそうだとのことから、当センターにご連絡くださいました。

相談から請求までのサポート

お母様とご本人、2人で相談にお越しいただきました。障害者手帳を拝見した所、知的障害に該当するとわかりました。現在の症状は家はほとんどできず、家事は家族がほぼ面倒をみていらっしゃるとのことでした。ご自分の能力以上のことを周囲に求められると、自分がうまくできないことから、イライラや焦燥感などがあり、精神的に辛い期間が長く続いていたそうです。病院をはじめて受診されたのが32歳と年齢的に遅かったことから、それまで大変お辛かっただろうと思われます。当センターではお客様の困り事についてヒアリングを大切にしており、お気持ちを汲み取りながら、これまでの経過を聞き取りさせていただいています。障害年金制度については基礎的なところからご説明しております。ご離婚の後は平穏な生活をされているご様子でした。ご契約後、診断書の用紙をお渡して、病院へ診断書の依頼をしました。しばらくして診断書ができたとのご連絡をいただきましたので、診断書を当センターにお持ちいただき、申立書を作成するためのヒアリングをしました。証明書類もご用意いただきました。提出書類を揃えて年金事務所へ申請しました。

結果

障害基礎年金2級が認定されました。ご家族ともに喜んでいただけました。

ポイント

ご年齢からしても、病院の受診や年金制度をもっと早く知っていたら、長く受給ができたかもしれません。障害年金制度について知っている方がまだまだ少ないですが、自助グループや就労支援施設などで教えていただけることも多いようです。制度については、いつでもお気軽に当センターへお問合せください。