相談者 | 女性(知多郡/50代後半/無職) |
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傷病名 | 統合失調症 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金1級 |
受給額 | 年間約100万円 |
相談者様の状況
電話で問い合わせをいただきました。かなり以前に初診日があり、初診証明を取ることが難しいとのこと。一度は障害年金申請で取り組みましたが、途中で止まって何年も経っているそうです。姉妹の長女のことで相談でしたが、中学、高校と成績優秀でスポーツも万能、自慢のお姉さんだったそうです。高校を卒業して信用金庫にお勤めされたそうです。その後、1年半程した頃から幻覚や幻聴の症状が出現してきて、徐々に症状が進行し、その後入退院を繰り返しているそうです。電話では2階から飛び降りて足腰を骨折して入院したことも伺いました。現在では病院や介護施設でお世話になっているそうですが、障害年金はもらっておらず、収入もないため相談したいとのことでした。最近では認知症の症状も出始め、ご両親が日常生活の全てを面倒みられていましたが、少しでも生活の足しになればと、ご相談くださいました。
相談から請求までのサポート
予約の上、4姉妹の一番上の姉の件で相談にお越しいただきました。ご本人とは面会できない状況であり、姉妹からじっくりお話をお伺いいたしました。初診日の特定ができないこと、複数の病院に行っていること、そして母と父が面倒をみていましたが、周囲にはわからないようにご本人を隠していたということがわかりました。まず初診が30年ほど前であったため、いくつか出ている候補の病院すべてに電話をかけ、記録がないか病院の担当者に伺いました。記録が残っており初診証明を取れるところには証明の依頼をしました。妹さんも病院へ初診証明の用紙を持って行ってくださるなどしましたが、以前良くない対応をされた記憶などで今回も依頼を難しく感じたそうです。姉妹の一人に受取りに行っていただきました。入院をされている病院の診断書をお送りいただきまして、その診断書の有効期限があるため期間内に書類を揃え、ヒアリングをして申立書を作成して提出しました。ただ、認定日の特定を行うことはできず、事後重症による申請となりました。
結果
障害基礎年金1級が認定されました。姉妹の方々からお礼のお電話と手紙をいただきました。ご両親も無事に申請でき、認定が下りたことを喜んでいただけました。
ポイント
過去の病院での初診証明を取得する作業、過去の状況をまとめていく作業など、障害年金の申請は実際に大変なことが多いです。丁寧にサポートしますので、お気軽にご相談ください。