相談者 | 男性(西尾市/50代前半) |
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傷病名 | うつ病 |
決定した年金種類と等級 | 障害共済年金2級 |
受給額 | 年間約117万円 |
相談者様の状況
ホームページを見て、病院に入院中にお問い合わせいただきました。間質性肺炎の治療をしており、症状は安定せず入退院を繰り返しているとのことです。障害年金の受給はできますか?とのお問い合わせでした。症状はかなり重く、話すのも辛そうでした。市役所で障害年金の話を聞いたことがあり、病院のケースワーカーと何度も障害年金の申請について検討しているとのこと。病院のケースワーカーは初診の日付についてはいつからが初診になるのかがわからない、アドバイスが難しいと言われたそうです。間質性肺炎の症状も重いのですが、昔からうつ病も患っており、うつ病の方が症状は重いのでこちらを初診にしたいと言われました。平成3年、公的な機関の正規職員として働いていた時に治療が開始されましたが、本人も確認したところカルテはすでに廃棄されているそうです。家族で動いてくれる人はおらず、障害年金の手続きができないとお困りでした。肺炎で息が続かず長く話せない状況の中でお話しいただきました。
相談から請求までのサポート
こちらから入院中の病院へお伺いいたしました。休憩室のようなところで2時間ほどお話ししました。書類を見せていただき、これまで病院のケースワーカーの方と作成した書類を見ながら、病歴について伺いました。間質性肺炎の症状について伺うつもりでしたが、うつ病で申請したいというご希望でしたので、うつ病の初診をどのようにして証明したらいいかを話しました。共済で就業中に発症されていますので、なんとか証明を取りたいところです。ただ、30年近く前の記録のため、取得は困難なことが予想されました。精神科の診断書はケースワーカーさんが作成に携わっていただいており、病歴などは詳しく書かれていました。しかし初診日は特定できないとして、その病院の初診日が書かれていました。本人も最初に受診した病院をよく覚えていないとのこと。サポートを開始し、前に勤めていた公的機関の健診や休職時の診断書が残っていないか、前の職場に電話をして問い合わせをしました。折り返しかかってきた電話で、職員の過去の休職の書類は残っているとのこと。ただ個人情報であり、本人ではないと写しは渡せないとのことでした。委任状についてお伝えしても、難しいとの回答でしたが、本人の初診の確認が取りたいと再度お願いしましたところ、所長名で新たに書類を作成してセンターに送付していただくことができました。所長印が押されておりましたので、正式な証明書類として扱うことができました。度々、お客様と連絡を取り合いながら書類を仕上げました。共済でしたので、必要書類と裁定請求書等を所定の組合に送付いたしました。
結果
障害共済年金2級が認定されました。入退院を繰り返しており、初診日の証明も取れる見込みがなく、病院まで説明に来てくれて助かったとのお声をいただきました。
ポイント
初診がかなり前で特定できない場合でも特定して受給することができました。入院中の方も障害年金を申請できます。初回の相談は無料です。お気軽にご相談ください。