双極性感情障害 障害基礎年金2級 年間約123万円受給できたケース

相談者 女性(岡崎市/40代後半)
傷病名 双極性感情障害
決定した年金種類と等級 障害基礎年金2級
受給額 年間約123万円(子の加算含む)

相談者様の状況

病院のグループワークに参加して、他の参加者から当センターを紹介されたとご連絡をいただきました。かなり以前に夫の海外赴任に同行してアメリカに駐在していた頃、精神的な症状が出現したとのこと。最初は不眠や不安症が主でしたが、そのうち慣れない海外生活が苦痛になり、一時帰国を何度かされました。アメリカで精神科は受けていないですが、セラピーを受けられたそうです。現在は日本で暮らしていますが、子育てと家事を併行して行うのが困難とのご相談をいただきました。(双極性感情障害とは…双極性障害は、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつです。うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」といいますが、このうつ病とほとんど同じうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態も現れ、これらを繰り返す慢性の病気です。参照:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」)

相談から請求までのサポート

予約をしてご来所いただき、障害年金の仕組みや受給するために必要なことなど詳しくご説明いたしました。現在、病院には月2回程度通われていて、カウンセリングなども受けていらっしゃるとのこと。病院で過ごされているお話やグループワークではどんなことをするのかなども聞かせてくださいました。アメリカでの生活は最初は順調でしたが、子育てとの兼ね合いで近所付き合い等もストレスになっていたそうです。精神症状が現れたきっかけとして、生活環境が変化したときにそこに適応していくことの大変さをお話していただきました。診断書の用紙をお渡しして、現在通院されている病院へ証明していただくようにお願いしました。やがて診断書ができたとのご連絡をいただきましたので、必要な証明書類をお伝えしてご持参いただき、ヒアリングをして書類を揃えて年金事務所へ提出いたしました。

結果

障害基礎年金2級が認定されました。お子様が2人いらっしゃったので、お子様の加算がつきました。

ポイント

異国の地で精神的な症状を発症された方もいます。病歴を詳細にお伺いすることで受給につながりました。いつでもお気軽にご相談ください。