相談者 | 男性(岐阜県瑞穂市/30代後半) |
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傷病名 | うつ病 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
受給額 | 年間約78万円 |
相談者様の状況
20歳頃から精神科で神経症という診断名がついて薬を飲んでいる男性のお母様からお問合せを頂きました。引きこもりの会のご紹介とのことです。名古屋市のひきこもりの会に、以前よりお伺いしてご相談に乗っていましたが、今回はその会に参加したとのことで岐阜県の方をご紹介いただきました。当センターは岡崎ICの近くにあるため、ご両親は高速道路を使って1時間ぐらいでお越しになれたそうです。ご状況をお伺いすると、これまでご本人は気に入った病院にしか行かず、しかも1年ぐらい前より病院に行かなくなっているとのこと。精神科ではなく、内科に行っているので診断書を依頼することができない状況でした。引きこもりの症状が重く、ご両親もご本人との意思疎通が難しいとのことから、まず精神科の病院に行っていただくことが課題のケースとなりました。
相談から請求までのサポート
ご両親に来所していただき、状況を詳しくお伺いいたしました。現在、病院へは行っていないこと、息子さんは引きこもってご両親とお話するのが難しいこと。潰よう性大腸炎を患い、外出が難しいこと。そして気に入った病院なら行けるが、近くの精神科を受診するのは困難なので、どうしたらいいかとの具体的なご相談でした。時間をかけて共に検討いたしました。納付要件について確認しますと、年金保険料はずっと支払っていらっしゃったとのこと。ひとまず最初に受診した病院を特定することからスタートしました。初診日を証明する書類と診断書の用紙をお渡ししました。その後、ご両親からの病院受診についてのご相談が度々あり、きめ細かく対応しました。息子さんが病院を受診して診断書ができるまでに数ヶ月かかりました。診断書ができたとのご連絡をいただきましたので、必要な証明書類をお伝えしてご持参いただき、ヒアリングをして書類を揃えて年金事務所へ提出いたしました。
結果
障害基礎年金2級が認定されました。ご両親は息子さんが今後生活していくのに、どうしたらいいかお悩みでした。年金が受給できて大変喜んでいただけました。
ポイント
引きこもりがちで、ご両親もご本人とのコミュニケーションが難しい場合があります。精神症状や身体症状により家にこもりがちというう方も多くいらっしゃいます。個人情報に留意して時間をかけて対応しております。お気軽にご相談ください。