相談者の情報
女性(30代) 無職
傷病名 うつ病
申請結果 障害基礎年金2級(20歳前)
支給額 年間支給額 約81万円
相談内容
- 7年ほど前に、自分で障害年金の申請をして不支給になった経緯がありました。
その時は、「不安障害」の病名で申請をしたとのことでした。
初回相談の時に、「不安障害」は神経症であるので、原則として障害年金の支給対象外であることを説明しました。面談で詳しいお話しをお伺いすると、障害年金請求当時と比べて大幅に症状が悪化しており、診断名も「うつ病」に変っているのではないかとの話しでした。現在も7年前と同じ病院に継続して通院しているとのことなので、主治医に「うつ病」の病名で診断書を書いてもらえるかを確認してもらうように伝えました。
確認の結果、現在の主治医は、障害年金請求当時の医師から数年前に変わっており、「うつ病」で診断書を記載することはできるとのことでした。そして、前回申請した際の申請内容を分析してから、障害年金の申請を進める必要があるため、当センターで前回申請時の申請書類の開示請求を日本年金機構に対して行いました。
(本人が、申請書類の写しを持っていなかったため。)また、本人から病院の通院歴などを聴いたところ、前回障害年金を申請した際の初診日より以前に、別の病院を受診していたことがわかりました。
そのため、その最初の病院にカルテが残っているかを確認してもらいました。
しかし、カルテは既に廃棄されているとのことで、「受診状況等証明書が添付できない申立書」を提出し、当時の病院の領収書が残っていたので、そのコピーを根拠資料として添付しました。幸い、3か所目の病院のカルテが残っており、20歳前に通院したことを証明する「受診状況等証明書」を取得することができました。
申請のポイント
- 申請にあたって、病歴・就労状況等申立書の記載など、前回の申請内容と矛盾しないように、細心の注意を払って申請手続きを進めていきました。
申請のポイントは、いつ「不安障害」から「うつ病」に診断名が変り、その変った時の状況であるので、その点が明確になるように、診断書の依頼書や病歴・就労状況等申立書の作成準備をしていきました。
本人の病状が悪化していったため、なかなか手続きが進まないなどの困難を伴いましたが、家族の協力の下で、申請手続きを完了させることができました。
相談結果
障害基礎年金2級(20歳前)の結果がおりました。
何よりも、前回申請時の申請書類の情報開示を行い、細かい点に至るまで分析・検討を加えた上で、申請方針・対策を考えたことが今回の成功につながりました。一度不支給になって、再度障害年金の請求をする場合、前回の申請書類の中の情報をうまく活用することが、障害年金受給のための近道となります。
特に、不支給となった原因を明らかにし、そこを出発点として方針や対策を考えていく視点は、障害年金受給のための大きな武器ともなります。